彼女たちと初めて会ってから三年半がたちます。 三年半というのは粉桜がオープンしてからと同じ月日がたっているということです。 そうです。 彼女たちは粉桜のオープニングからのスタッフです。 彼女たち抜きには、今の粉桜など語れません。 どんなに長い時間でも、大変な仕事でも、めんどうな仕事でも、そうじでも、いつでも気持ちよく一生懸命してくれます。 おもてに出ることは少ないのですが、いつでも粉桜をしっかり支えてくれています。 ほんとうに彼女たちこそ、「粉桜をつくってきた人」なのです。 中国から来て7年、永住権も取得しました。 そんな彼女たち一家がこのたび、念願の家を買い、今日私たちをその家に招待してくれました。
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家族全員で作った手料理であたたかく迎えてくれました。 気持ちよく整とんされた家と、さり気ない気遣いでとても楽しいひと時でした。 何よりも、新しい家にスタッフ全員を招待してくれたことがうれしかったです。
パン屋を始めてから、それはそれは多くの出会いがありました。 どの出会いもとても大切なものです。 出会いにより、どんなに助けられているか言いようがないくらいです。
そして、この彼女たちとの出会い、不思議なものです。 ずっと前からの知り合いであって、ずっとこれからの付き合いであることを確信しています。
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この笑顔、永遠に。
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こんなにいい季節だというのに——-。
今、とても困っています。
昨年度の不作に続き、今年の猛暑の影響により、今年度の北海道産の小麦 “はるゆたか” の取れ高が例年の20%だということです。
いろいろなことがありまして、これはうちのような小さいパン屋にとっては、大変なことです。 まして “はるゆたか” “type ER” と北海道産の小麦粉がメインだったのでとても困っています。 「プロなら、小麦粉が変わったくらいで・・・・・」という考えもありますが。 ——-できます。 そうなんです、確かにできるんです。 確かにほかの小麦粉でもちゃんとパンは作れます。 でも、違うのです。 うちが選んだのは江別製粉の “はるゆたか”であり、“type ER”なんです。
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・・・・・ときのうまでは悲観的に困っていたのですが、今日、前向きに考えを変えました。
日本国内でもたくさんの種類の小麦があります。 わたしたちがまだ使ったことのない小麦もたくさんあるはずです。 きっとうちに合う小麦も他にもあると思います。 いろいろな粉を使ったりその粉に合うパンを考えたり、また製法を変えることで粉桜のパンもステップアップできたら、それはきっととてもうれしいことだと思います。 そこで、お願いです。
国内産小麦粉についての情報があったら、どうか教えてください
わたしたちのほうでも、いろいろ試作していきます。 また、粉が変わった時には報告させていただきます。 そして、いつでも胸を張って自分たちのパンを並べられるようがんばっていきます。 どうぞ、これからも粉桜とお付き合いください。
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