答えのないこ・た・え
先日、久しぶりに中学生と話をする機会がありました。
そのなかで「どうしてそんなに大変な仕事を選んだのですか」という質問をされました。
「今自分がしている苦労より、お客さんが喜んでくれた時の喜びのほうが大きいから」という内容で答えました。
間違いなくこれが答えです。
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きれいごとに聞こえるかもしれませんが、物を作る仕事は誰かが喜ぶような、誰かが幸せになるような・・・ただそれだけなのです。
L
K
でもそれには何が正しくて、どういう方法があってという正解がありません。
なんだかんだ言っても店を維持していかなくてはならないし、生活もあるし、常に先への不安もつきまとうのです。
だからといって儲かれば正解なんてことも全くなく、納得しなければ先へは進めないし、まして続けていくことさえもできないと思います。
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“心”の占める比重がとてつもなく大きいのです。
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だけど、もしも答えというものを求めてそれに近づこうとするなら、今の自分には時間と労力しか術はありません。
一つのものを得るために犠牲にしなくてはならないこと、失ってしまうものも多いです。
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でも、この仕事を選び、職人の道を選び、店をやっていくと決めたときにもう覚悟はできていました。
自分が選んだものが中途半端な気持ちではできないというのは修行時代で十分わかっていたことだし、
心の中の迷いや気持ちのブレもこの時に一つずつ消していったし。
S
これが正しいことなのか、幸せなことなのかそれはまだわかりません。
K
それでも選んで覚悟を決めたことだから。
あ
JL
K
ちなみに・・・わたしが彼らと同じ中学生の頃はひたすら部活に励む少女でした。
DD
D